晴れた秋空のもと、上棟が無事に終わりました。家づくりの工程的には折り返し地点となります。
上棟(じょうとう)とは、屋根の最上部に棟木(むなぎ)という木材を取り付けることです。
上棟以外にも、棟上げ(むねあげ)や建舞(たてまい)、建方(たてかた)、建前(たてまえ)などといわれることもありますが、全て同一の意味を指す言葉です。
一般的に土台や柱など基本構造が完成して始めて棟木を取り付けられるため、建物の着工から完成の中間に当たる工程が上棟ともいえます。つまり、上棟が行われるのは外観がやっと家らしく見え始める頃です。
なお、上棟の定義には地域差もあるため、屋根の完成をもって上棟とする場合もあります。
また、上棟をしたその日「上棟式」を行う習慣もありますが、近年ではあまり上棟式をしないケースも増えています。
「建築にかかる費用を少しでも抑えたい」「忙しくて時間を取れない」など、その理由もさまざまです。
上棟式は、上棟の作業が完了した際に行う儀式や行事のことです。祝いやコミュニケーションの場としての面もあるため、神主などは呼ばず、お施主様が準備し、棟梁が執り行うのが一般的です。
パパまるハウスでも、お施主様に手間と費用をおかけしないよう、上棟式は執り行いません。
さて、これからは、大工工事を中心に壁や床、天井、建具などの造作工事が進みます。合わせて、電気設備や断熱材の吹き付け工事など多くの人たちの手により家を造っていきます。
次回は大工工事の様子をご案内いたします。